「いつも通りサイトを開いたら、真っ白になって何も表示されない…」
そんな経験はありませんか?このような状態は、WordPressではよくあるトラブルのひとつです。
初心者さんにとっては、本当に焦るし泣きたくなる状況…。
WordPressサポートをしている立場としては「どうか、こうならないで!」と心から思います。
とはいえ、WordPressを使っている限り、こうしたトラブルは避けて通れません。
今回は「真っ白な画面になる原因と対処法」について、わかりやすく解説していきます。
よくある原因5つ
1. プラグインの不具合
新しくインストールしたプラグインや、既存のプラグインをアップデートした直後に不具合が起こることがあります。相性の悪いプラグイン同士が競合したり、コードのエラーが原因でサイトが真っ白になるケースも多いです。
2. テーマのエラー
テーマファイル、特に functions.php
を編集した直後に発生することがあります。コードの一部にミスがあると、エラー表示さえされずに真っ白になることも。
3. PHPバージョンの不一致
使用しているテーマやプラグインが、サーバーのPHPバージョンに対応していない場合にも不具合が出ます。たとえば、古すぎるPHPでは最新のプラグインが動作しないこともあります。
4. メモリ不足(Fatal error)
WordPressが動作するには一定量のメモリが必要です。複数の重いプラグインやテーマが読み込まれることで、上限を超えると真っ白になることがあります。
5. .htaccessファイルのエラー
.htaccess
ファイルに手動でコードを追加したり、何らかの原因で破損していると、表示エラーにつながることがあります。
自分でできる応急処置(管理画面に入れない場合)
サイトが真っ白で、WordPressの管理画面(ダッシュボード)にもアクセスできない場合は、FTPソフトやサーバーのファイルマネージャーを使って、ファイルを直接操作しましょう。
✅ プラグインを一時的に無効化する
- FTPまたはサーバーのファイルマネージャーで
wp-content
フォルダを開く plugins
フォルダ名をplugins_backup
に変更- サイトを再読み込みし、表示が戻るか確認
✅ テーマを一時的にデフォルトに戻す
wp-content/themes
を開く- 使用しているテーマフォルダを一時的にリネーム
- WordPressが自動的にデフォルトテーマ(Twenty Twentyなど)に切り替わる
✅ .htaccessファイルを退避
- WordPressがインストールされているルートにある
.htaccess
を別名に変更(例:.htaccess_old
) - サイトを再読み込みして確認
✅ エラー表示をオンにする
wp-config.php
を開き、以下の1行を追加
define('WP_DEBUG', true);
- どこでエラーが起きているかが画面に表示されるようになります(終わったら
false
に戻してください)
管理画面に入れる場合の対処法
もしダッシュボードには入れる場合は、以下のように進めると効率的です。
- プラグインを1つずつ無効化して、問題のあるものを特定
- テーマを一時的に別のものに切り替える
それでも直らない場合は?
✅ バックアップからの復元を検討
バックアップがある場合は、障害が発生する前の状態に戻すのが一番早くて確実です。日常的なバックアップはとても大切です。
✅ 専門家に相談する
自力での復旧が難しい場合は、WordPressに詳しい業者やフリーランスに相談するのも安心です。
私自身も、WordPressの保守・復旧サポートを行っていますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
まとめ
- WordPressサイトが真っ白になる原因は、主にプラグイン・テーマ・サーバー環境にあります
- 落ち着いて一つずつチェックすれば、意外とすぐに直ることも多いです
- 日頃からのバックアップや定期保守が、トラブルを未然に防ぐカギになります
サイト運営に関するトラブル対応や保守管理など、
WordPressに関するご相談を承っています。
「これって自分で直せる?」「どこに頼めばいいかわからない」
そんなときは、お気軽にご連絡ください。
※初回相談は無料です。